Boy's Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

We'll Let You Know

 大根と白菜の塩ぎょうざ鍋にはあらびきコショウをたっぷりかけて。アスパラともやしのナムル、ナムルは野菜類をレンジ(500W)で2〜3分チンしてニンニク、ごま油、酢、白ごま、醤油を混ぜたものに和えるだけ、と簡単なのでよく作る。根菜類のトマトスープはトマトジュースとワインとコンソメで煮たが、酸味が若干強すぎた。
 

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 遅まきながら、かねてより友人に薦められていた京都みなみ会館で『Mid 90s』を鑑賞した。事前の期待通り、米西海岸の90年代スケート・カルチャーの空気が画面に充満しており胸がいっぱいになった。サントラもNasATCQ、Pharcyde、Mobb DeepPixies…当時のヒップホップやオルタナティブの応酬で鼻の奥がツーンとなる。Cypress Hill大好きだったな。
 特にMorrisseyの「We'll Let You Know」がかかるシーンはハイライトでは、思わず熱いものがこみ上げざるをえない。Nirvanaの「Where Did You Sleep Last Night」がかかるシーンもつい居心地が悪くてニヤニヤしてしまう。
 年長の少年(ファックシット)がCypress HillWu-Tang Clanの大判プリントのTシャツを着ているのも今見ると新鮮に感じる。そういえば昨今のヤングはあまりプリントもののTシャツを着ているのを見かけない、今のトレンドは無地やワンポイントくらいがクールなのだろう。
 ちなみに開演前の場内では、金子由里奈監督『眠る虫』の上映予告CMが流れていた。
 

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 ティーンのスケート映画といえば真っ先に『Kids』(1995年)を思い出した。
 当時自分もサントラ盤を愛聴していたのだが、スケートシーンで流行だったメロコアやヒップホップなどではなく、替わりにFolk ImplosionやSlintなどで占められていて当時衝撃を受けた。今考えると、一方で脆くてネガティブな90年代の青春像をよく体現していたと思うし、自分もまたそうした音楽を好んで聴いていた。何ならそちらの方がクールと気取ったところで、果たしてただただ根暗なだけでもあった。
 
 監督のラリー・クラークは40代になって若者に混ざってスケートを始め、50代で『Kids』を撮ったという話を聞いたことがある。後に『Kids』の脚本を書くことになる映画ファンの少年=ハーモニー・コリンともそこで知り合ったということだったはず。『Mid 90s』でも、仲間うちに終始ビデオカメラを回している無口な男の子がいて、ふとハーモニー・コリンのことを思い出した。
 
 自分も当時のスケーターシーンなどにほのかな憧れは抱いたが、結局スケボーを始めるには至らなかった。当時スケーター間で流行っていたメロコアのスピーディでカラッとした?ノリが肌に合わなかったのと、そもそも運動神経が致命的に備わってなかったからだ、と記憶しているが…ただ単に滑り出す勇気がなかったのである。勢い購入したペニー(小型のスケボー)も、未だに真新しいまま鎮座している。
 この映画を見終わった今ではすぐにでも街へ出て滑り出したい気持ちは山々だが、残念ながらまだまだ腰は重たい
  
Morrissey - We'll Let You Know

How sad are we? 
And how sad have we been? 
We'll let you know 
We'll let you know 
Oh, but only if You're really interested
 
 かつてワタリウム美術館ラリー・クラーク展で観たタルサ時代の写真作品も、とてもヒリヒリとリアルで感銘を受けた。スケボーは滑れなくても、市井の群れない一個人の眼差しをこそ持ち合わせたいものである。