Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Midnight Special

 豆腐多めでチゲ鍋風スープに。…毎度ついニラを早めに投入しては火を通しすぎてしまう悪癖あり。ピーマンの肉詰めは、胸挽き肉に切り干し大根やキクラゲ、ひじきなど多めの乾物を混ぜ込んでおりヘルシー仕様である。本日は挽肉に塩胡椒に加えて五香粉やナンプラーで味付けしてアジアン屋台風情にて、ソースは白だしとケチャップにハバネロソースを適当に混ぜたものだ。本日のハイライト、菜の花のおひたしにはからし醤油をかけて…鼻を抜ける春味の苦みがたまらない。
 

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 まだ深夜ではないが…食後にひとりゆっくり大好きな1枚=Jimmy Smith『Midnight Special』(1961年)にうやうやしく針を落とす。
 冒頭からもくもくとスモーキーなオルガンの太い音で空間が満たされてスペシャルな至福が訪れる。ベース音もまたオルガンであるからして贅沢気分に胸が苦しくなって思わずため息が出そうになる。ミッドテンポで始まるダルでブルージーな1曲目から徐々にバンドが軽快にスイングしてゆく流れも最高である。Kenny Burrellのギターも自分に酔ってなくて、とてもイイ塩梅の艶やかさを添えている。
 アートワークがまた最高に素敵じゃないか…よくぞ納めました、というべき絶好の写真に控えめなタイポ、紫色の差し色の緊張感が只者ではない。
 

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Jimmy Smith - Midnight Special

 
 思わずウィスキーなぞ舐めたくなるような…甘くキケンなレコードではあるが、そこはイージーに雰囲気に流されることをしばし止めてみているので、家では引き続きノンアル・ライフを貫いている(あくまで家・で・は・だ!)。