Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Pop Life

 大根とツナのペペロンチーノを。これはとても簡単でヘルシーなので是非また作りたいと思う。サバと春野菜の温野菜でバッチリお野菜をチャージした。オリーブオイルと塩加減だけでシンプルに…などと思っていたが、自分ごときの腕ではまだまだ上手に仕上げること叶わず、あえなくポン酢を召喚したのだった。
 

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 バンドのリハの予定等も延期となり、スケジュールもポカンと空いてしまった。天気も良いので近所のスーパー銭湯へと繰り出し、久しぶりにゆっくり浴槽にも浸かってリフレッシュしたのだった。入浴後は単身近くのベトナム料理屋でビールと揚げ春巻き、ホルモンを頂いた。ナンプラーベースの甘辛ダレやチリソースで頂くホルモン焼きも乙である。たまの風呂上がりのビールの沁みたこと。
 

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 Dumpの『Skinny Motherfucker with the High Voice?』(2001年)を久しぶりに聴きたくなった。Yo La TengoのベーシストJames Mcnew氏によるソロプロジェクトによる、何と前代未聞の全編Princeのカバー曲集である。1998年にShrimper Recordsからリリースされた7曲入りカセット作品に+5曲のボーナストラックを加えて2001年にCDリリースされたものだ。
 

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 とはいえおなじみ毛玉だらけのローファイな音質に、Dump節全開のヘロヘロで温かみある演奏で綴られており、またもや無条件に抱きしめたくなる。思わず愛さずにはおれないやつである。
 しいて言えばいつもより若干エレクトロニック色が濃いめだろうか。それまでのカセットMTR録音を経て、今作からコンピュータを導入した、とかつてインタビューで読んだことがある。
 個人的に本作はYo La TengoやDump諸作同様に長らくの愛聴盤だ。今やYo La Tengoはそのカバーセンスにも定評あるバンドだが、Dumpのカバーもまたそのセレクトやアプローチが毎度とても興味深い。今作でも独自の方向から愛情たっぷりにPrinceというアーティストにスポットを当てており、殿下の曲の良さもまた俄然際立つというものである。
 
・Dump - Pop Life

 
 たまたま見つけた「NYC Tonight」12インチシングルリリース時(2012年)の、吉本栄氏によるバイオグラフィがとても詳しかったので以下リンクさせて頂く。

http://zelonerecords.com/ja/news/743

 

 「そのジャンルやスタイルを超えるカヴァーの嗜好性やコンセプトについては、60年代にザ・タートルズが11組の異なるバンドに扮して録音したフェイクなコンピレーション・アルバム『The Turtles Present the Battle of the Bands』(White Whale, 1968)を引き合いに出しながら、本人曰く、“種類がすべて異なる音楽が大好きだし、肝心なのは1人の個性のなかに異なるニュアンスが存在することを、分かってもらうことなんだ”とのこと」(Zelone Records HPより)