大根とツナのペペロンチーノを。 これはとても簡単でヘルシーなので是非また作りたいと思う。サバと春野菜の温野菜でバッチリお野菜をチャージした。オリーブオイルと塩加減だけでシンプルに…など と思っていたが、自分ごときの腕ではまだまだ上手に仕上げること叶わず、 あえなくポン酢を召喚したのだった。
とはいえおなじみ毛玉だらけのローファイな音質に、 Dump節全開のヘロヘロで温かみある演奏で綴られており、またもや無条件に抱きしめたくなる。思わず愛さずにはおれないやつである。
しいて言えばいつもより若干エレクトロニック色が濃いめだろうか。それまでのカセットMTR録音を経て、今作からコンピュータを導入した、とかつてインタビューで読んだことがある。
個人的に本作はYo La TengoやDump諸作同様に長らくの愛聴盤だ。今やYo La Tengoはそのカバーセンスにも定評あるバンドだが、 Dumpのカバーもまたそのセレクトやアプローチが毎度とても興味深い。今作でも独自の方向から愛情たっぷりにPrinceという アーティストにスポットを当てており、 殿下の曲の良さもまた俄然際立つというものである。
・Dump - Pop Life
たまたま見つけた「NYC Tonight」12インチシングルリリース時(2012年)の、吉本栄氏によるバイオグラフィがとても詳しかったので以下リンクさせて頂く。
「そのジャンルやスタイルを超えるカヴァーの嗜好性やコンセプトについては、60年代にザ・タートルズが11組の異なるバンドに扮して録音したフェイクなコンピレーション・アルバム『The Turtles Present the Battle of the Bands』(White Whale, 1968)を引き合いに出しながら、本人曰く、“種類がすべて異なる音楽が大好きだし、肝心なのは1人の個性のなかに異なるニュアンスが存在することを、分かってもらうことなんだ”とのこと」(Zelone Records HPより)