Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Turn Me On

 昨晩は月が明るい夜であったが、緊急事態宣言下でどこもかしこもシャッターが降りているね…と今宵もおとなしく家路へ急ぐのだった。
 道中かねてより気になっていた「おからパウダー」をついに購入してしまった。そのポテンシャルをビリビリ感じては心躍らせている。さて何に使おうか…?
 

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 帰宅後に自宅の郵便ポストを開けると何やら緑色の包装を発見した。包みを開けるとどうやら友人からの誕生日プレゼントであった。わざわざ直接投函してくれたらしい。
 「オラフ」のマグカップとは…これはとても嬉しいサプライズである。さすがは私の好みをわかってはる…しかも冷めないようご丁寧に帽子の蓋付きである。GWは早速コイツで熱々の黒コーヒーでも頂こうか。
 

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 ふと思い立って豆乳グラタンを作ってみたのだが、割とカンタン美味しくできるもんやね。…ただし上に配したスライスチーズの焼き色加減がいまいちだった(焼きすぎた)ためチーズには悪いが、地中深くに埋めて隠蔽することとした。自分で〆た鯖は、ことお酢の加減に関してはこれまででベストと言っていい出来だったが、うっかり表面の塩を洗い流すのを失念していたせいで塩辛さが残る結果となってしまった。手応えは十分に感じたので、諸々反省を次回に生かしたい。
  

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 卵豆腐のマムトムのせ、春キャベツの温サラダと…いつになく全く食べ合わせ無視の献立であった。というか事前に献立てたつもりも特にないので、そりゃそうなるだろう。
 カンタン大好きなお鍋のシーズンの終焉に戸惑っては、来たる春に向けてなかなかスムーズに食の衣替えできずにいる私なんです。
 
 昨日から月がやけに明るく見えたのはピンクムーンだったのか、そうか。…それならば今夜はNick Drakeの…とはならないひねくれた性分なのである。
 もちろんN. Drakeは大好きだけれど、今はRotary Connection『Rotary Connection』(1967年)を聴きたい気分なのよ。品揃えと値付けが良心的なので最近何かと足が向きがちな某中古レコ屋さんにて、つい先週末に安価で仕入れたばかりなのだ、ウッシッシ。
 

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 というわけで「Lovin' You」のヒットでおなじみMinnie Ripertonがかつて在籍したシカゴの黒人白人混成グループの1st作である。ラストアルバム『Hey, Love』(1971年)は個人的にも特に愛聴盤であるが、その前夜のまだフリーキーで原始的なザワザワ感が予測不能なエネルギーを宿しており、とてもワクワクするではないか。初期M. Ripertonの解放感のあるボーカルや、ソウルを起点としつつもジャンルを軽々と飛び越える自由さがとても風通しの良いサウンドに繋がっており。アートワークに象徴されるような万華鏡的サイケ・ソウルとも言うべきアンサンブルが素晴らしい。アルバム中半分をカバーが占める内容にも関わらず、全体で完全に1つのスープとなって煮込まれているように感じるのはアレンジの妙だろうか? "Ruby Tuesday"、"Like A Rolling Stone"といった大ネタカバーも含めて、終始ゆっくりと旋回し続けるようなダルなミニマル感が漂っており、ぬるま湯的心地よさが◎である。
 

・Rotary Connection - Turn Me On

 
Turn me on
I want to know what it's all about
Turn me on
Tell me of love, speak about
 
 朝は通勤時にちょうどM. Ripertonの『Perfect Angel』(1974年)を聴きながら職場に向かったのだが、当時絶好調の彼女のハイトーンボーカルとエレピのバッキングがイヤホン外の雨音に似つかわしく、なかなか良き一日の始まりとなった。
 しかし改めてこの才能にして31歳の若さでこの世を去るとは、あまりにも早すぎて惜しまれる。