Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Dreamboat

 東京都議選投票率過去2番目の低さですか。残念ながらこの期に及んでもあんまり現状を変えたいと思っている都民は思ったよりそう多くないようで。

 そういえば『American Utopia』でもDavid Byrneが若者への投票を呼びかけていたが、やはり地方選の平均投票率といえば20%程度で、しかも投票者の平均年齢は57歳だという現実を皮肉気味にMCしていた。

David Byrneそれが僕らに与えられたチャンスであるということかな。選挙というのは、自分たちがどのような形で代表されることになるのか、この国がこの先どんなふうにやっていくのか、どこへ向かい、どんな決断が為されるかといった部分に自ら関わることのできる、実に大きな機会なんだよ。

 
 キャベツ1玉がなかなか償却しきれず、キャベツづくしに。キャベツと厚揚げのステーキは和風醤油ソースで、キャベツの塩昆布ともんだの、蒸しキャベツのカレー風味など。炒り豆腐はしいたけの戻し汁の風味が決め手だった。鯵のお造りも大葉と生姜で初夏風味を堪能した。
 

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 Hum『Downward Is Heavenward』(1997年)。 当時某D. ユニオンのアウトレットコーナーで未開封500円くらいかでジャケ買いにて救出したのだったような。
 RCAからリリースのメジャー・グランジオルタナバンドで、これがなかなかどうして個人的に好きなバンドであった。HelmetとMBV辺りが衝突したかのような、ナイーブさとタイトなヘヴィ・サウンドコントラストや、ツインギターによる分厚いコードワークの妙も魅力だった。とりわけこの作品の乾いた質感による白昼夢的浮遊感こそはバンドの真骨頂であったと今でも思う。一般的には前作の方が大幅にセールスが良かったようで、バンドはこの作品を最後に休眠してしまうが、突如昨年になってまさかの新作をリリースして驚かされた。
 

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 がしかし数日前に、SNS上でJeff Mueller(June Of 44, Rodan, Shipping News)の投稿によりHumのドラマーBryan St. Pereの訃報を伝え知った次第である。J. Mueller独特の言い回しで追悼の意を表明しており、自分もまた随分久しぶりにCDを取り出してみた次第である。つい昨年には20年以上の沈黙を破って健在ぶりをビリビリ感じさせてくれるフレッシュな新作がリリースされ、これからのますますの活躍を密かに期待していたというのに全く数奇なものである。いずれにしても享年52歳とはまた若すぎる。R.I.P. Bryan St. Pere
 
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・Hum - Dreamboat

 
I know a girl who makes me shine
My dreamboat's leaving on a submarine, 
She packed a second set of tanks and 
A solar powered lung for me
 
・Hum live at Dia De Los Deftones 2019

 
 結果的にはBryan氏にとっては晩年のステージとなってしまったコロナ前夜の2019年のライブより。Deftones主催のサンディエゴはPetco Parkでのフェスでの一幕。愛用のOrangeアンプを並べて、一堂無愛想な大学生がそのまま老いたような佇まいがぐっとくるイイバンドやな。Deftonesの冷んやりしたサウンドにも確かに近いフィーリングがあるし、こういう場を作るフレンドシップもいいな。しかし二度とこの布陣でのライブを拝めないのはつくづく残念である。