Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Mister Spaceman

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 ここ最近は朝5時くらいに目が覚めてしまい、それから眠れなくなることしばしば…。素直に観念してラジオでも聞いてますけど。
 
 手ずから鶏ひき肉をこねて、初めてつみれを自作してみた。タマネギ、生姜、カボス、コショウ、鶏ガラスープの素などを加えて適当にコネコネしたところ、思ったよりあっさり目の仕上がりがスープや具材とも相性が良くなかなか悪くなかった。ブロッコリーやニンジン、タマネギなどを蒸したの、カツオのお造り、ワカメオー米など。思わず日本酒に手が出そうにもなるが、ここはノンアル・ビアーを頂いた。
 

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 「ブリティッシュ・ベイクオフ」シーズン7の昨夜決勝戦を見終えた。回を追う毎にレベルの高いベイキング・バトルとなり、テクニカルチャレンジはどんどんポール&メアリーによる説明書きが少なくなり、ちょっとしたミスも命取りとなるような白熱した内容となって思わず固唾を飲んだ。オリジナル、マスターピースは毎回各自創造力がいかんなく発揮されており、今回も手放しで目を奪われては楽しませて頂いた。
 

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 なお以降のシーズン8からは、これまでのBBCからチャンネル4の放送に切り替わっており、それに伴って主要出演者陣もポール・ハリウッドを除いては総取っ替えになっているそうで見たいような見たくないような。どっちみちAmazon Primeではシーズン7までしかアップされていない事情もあり、おそらくここまでの付き合いになると思う。色々な感動をありがとうございました。
 え、ベイキングに手を出すつもりかって? パン自体はこれまでも好きだったが、今のところその気は全く起こらない。何故なら砂糖と小麦粉、バターなどの使用量が半端でないことが改めてよく理解できたからである。デニッシュ生地を作るのにもバター丸ごと1本を発酵生地で包んだりとか…。そりゃ美味しいわけである。
 ところで「キーライムパイ」の「キー」って何よ?
 
 The Holy Modal Rounders『The Holy Modal Rounders』(1964年)でも聴こか。
 先日てくらがりのライブで加古川のグリーンラバーズさんに伺った際に、お店の棚にThe Moray Eels Eat』LPが飾ってあるのを見つけて、村田オーナーもHoly Modal Roundersお好きなのかな? なんて思ったことなどふと思い出しつつ。

 Peter StampfelとSteve Weberによるヒルビリー・フォーキーな1st作。これもまたしばしばターンテーブルに乗せたくなるような気さくな愛嬌に満ちている作品である。
 

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 シンプルで軽やかな合奏が何とも肩肘張っておらず好みである。聴いているうちに日常生活の瑣末なストレスやお悩みなどがどうでも良くなってくるな。Peter Stampfelのフィドルバンジョーブルーグラス然とした牧歌的なプレイがまた和む。
 映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(2013年)でも描かれたような…かつてBob DylanやFred Neil、Karen Daltonなどを輩出した60年代NYグリニッジ・ヴィレッジ・フォークシーンのその一翼を担ったバンド…なんだろうか? セ長きに渡りMichael Hurleyと交流があったり、一時期Fugsに加入してみたり、一時期かの名優Sam Shepardもメンバーとして籍を置いてたり、などフットワークも軽くいわゆるな活動にとどまらず、そのマイペース&アウトサイダーぶりを遺憾なく発揮している。この後バンドは60年代後半に向かってESPからリリースしたりと、サイケフォーキーな作品も良いけど個人的に今でもよく嗜むのはこの1st作である。
 
・The Holy Modal Rounders - Mister Spaceman

 

Certainly got my heart a-thumpin'
Oh Mr. Spaceman
I wanna be a spaceman too

 

 アルバム中トラッド曲のアレンジカバー7〜8割を占めるが、時折挟まれるオリジナル曲もまた素敵やんである。取りとめもなく唐突な終わり方が微笑ましい。Byrdsの同名曲(1966年)とは縁もゆかりもないと思われるがいかに?

 
・The Holy Modal Rounders - Bound To Lose(Trailer)

 
 こちらのドキュメンタリー作が元で、P. StampfelとS. Weberのそれまで睦まじかった仲に亀裂が入ったとの曰く付き作品だが、あいにく未見である。
 
 もう金曜日だもんで、良い週末を。