Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Baby Girl

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 今年も春の訪れとともに花粉も元気よく飛び始めたようで、本格的にマスクと点鼻薬が手放せない季節の到来である。とはいえここ数年というもの、マスクは年間通して手放せないものとなって久しいからして、もはや肌着のような存在にもなりつつもある。
 常時着用しているせいか、ここ2〜3年ほど花粉症状も以前に比べて軽減されているように感じるのは決して気のせいではないだろう。ここ1年くらいの間でも高機能マスクなどもみるみる身近になったりして。
 嬉し悲しいかな…コロナ禍の恩恵のひとつである。
 
 連休は久しぶりに我が家にバンドメンバーが集って打合せでも…という予定だったけど、当日にカメ氏が濃厚接触者(未満であったが)疑いでPCR検査を受けることとなり、念のため急遽カメ氏のみzoomでの参加に切り替えることとなった。
 議題は世間話から、来たる新作の曲順やタイトルについてなど。画面越しとは言え、面と向かって意見が交わせて有意義な時間であった。 
 
 翌日は出町柳のmoshi moshiさんにて開催中の山本精一氏の河童画展へ。墨絵で描かれた、大小様々なキャラクターの河童が集っており、ひとしきりホッと和めた異空間であった。作品は即売対応をしており、半分くらいの作品は売却済みとのことだったが、そうしてる間にも新しい作品が続々と書き下ろされては搬入されており…鑑賞のタイミングでも全く別の内容が楽しめることだろう。氏の視点と筆致には、いつもながら独特の可笑しみや哀しみを内包しており、眺めるにつけてじわじわとタマらない気持ちになってくる。ご店主氏にも久しぶりにお会いすることが叶った。
 
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 まっつん氏にふるまったチリコンカンやきんぴら炒めトムヤム風味の残りと、塩ダレ豚キャベツを頂く。塩ダレ豚キャベツはご贔屓のレシピサイトで見かけた火を使わないレンジ調理で、キャベツが余っていたので何となく作ってみたところ簡単でとても美味しかった。これは文句なしでリピート確定である。
 

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 Young Gun Silver Fox『Canyons』(2021年)でも。
 Colemine Recordsのナイスなレーベル・コンピ『Colemine Records Presents: Brighter Days Ahead』(2021年)に収録されている「Baby Girl」を聴いて気に入ったUKのデュオによる3rdアルバムであるが、個人的には『Canyons』が今回初めて聴く彼らのアルバムである。
 

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 ふわっと軽みのある80's 西海岸AORサウンドが春先に似つかわしくて気持ちが良い(from UKだけど)。デュオ編成ということもあってか、Hall & Oatesなんかのブルー・アイド・ソウルの影響も伺わせてくれるけど、負けじとソング・ライティングも良いではないの。例えばBest Coast辺りの、決して目新しくはないけど絶妙にワクワクしてしまう感じなどを思い出した。
 
・Young Gun Silver Fox - Baby Girl

 
I said baby girl
Before you're go and loose yourself
Oh just remember you're my baby girl
And should you ever loose yourself
You know I got ya
 
 Colemine Recordsのリリース群もいちいち良くて、このコンピも1枚の作品としても楽しめる。自分はサブスクとかも導入していないし、新しい音楽との出会いの場としても、こういった昔ながらのインディレーベルのコンピ作品ってやっぱり好きですね。俄然Colemine Recordsのレーベル・リリースも引き続き気にしていきたい、という気になる。
 

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・Young Gun Silver Fox - Kids

 
 昨日〜今日辺りまた寒の戻りでかなり肌寒いけど、もう少し暖かくなったら鴨川にでも繰り出して、これでもかけながらピクニックか昼寝でもしたいものだ。
 自分を取り巻く世界も相変わらず混沌としており、冬はひとり家で悶々とすることも多かったせいか、春先には何だか前向きになれる音楽を聴きたい気分である。
 
 戦争反対、絶対。