Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

These Four Walls

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 京都の桜もいよいよ今週〜来週辺りが満開かと思われる。昨日のようにちょっと雨でも降ろうものなら、早々に散りはしまいかと思わず冷や冷やしてしまう。
 
 夜中にふと目が覚めてそのまま寝付けない時などstand.fmアプリの「蛙亭の語リング」を聞いたりしている。お二人の方言混じりのゆっくりしたテンポのトークに笑わせてもらってたかと思えば、そのトーンに妙に気持ちが落ち着いてきたりもして、いつしか寝入ってることしばしば。
 というわけで寝付けない夜に重宝しているのだが、それ故に1点苦言を呈させて頂くと番組開始当初より毎回気になっていることがある。それは、岩倉氏と中野氏両者のマイク音量差バランスがもう少し改善されないか、ということである。
 
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 加えてタイトルコールの音量が大きくて毎回ビクッとなる。例えるならクラシックのレコードなんかのコンプ処理がかかっていない音源さながらの、序盤の演奏が小さくて聞き取りづらいので音量を上げておいたところ、途中出し抜けにドンとピークに見舞われるような現象だ。
 常々もどかしく感じていたのだけど…まさにここ数回の放送辺りから音響バランスが向上して格段に聞きやすくなった(気がする)。これで夜中でも心置きなく小音量で楽しめるというものである。
 …ついでにもう1点だけ言わせてもらえば、1回分の放送を再生するとバックナンバーまで延々とさかのぼって自動再生されてしまうシステムについても再考願いたい。
 
 今年もいよいよ鍋の季節の終焉を惜しみつつ。
 ブリやらポークやらをつつかせて頂く。最近のお気に入りは「株とりなめこ」「ブラウンえのき茸」である。どちらもこの季節に業務スーパーで見かけるのだが、これが安価にして味も香りも野趣あふるるフィーリングがイイ。
 それこそ老後は沢山の種類のきのこに囲まれて暮らせたら、さぞかし素敵じゃないか、なんて夢想したりして。
 
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 Irma Thomas『In Between Tears』(1973年)を。
 最近お気に入りの南部はルイジアナ州ニューオリンズ産のシンガーによる3枚目のアルバムである。
 

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 Allen Toussaint がプロデュースを手がけた作品を何曲か耳にして以来、すっかり気に入ったシンガーであったが、この度LPを買い求めてみたところ、こちらのSwamp Dogg(どちら様? その筋では著名な方なんだろうか)プロデュース作がまた何とも素敵やんであった。ベースもまた朗々と気持ちよさそうに歌ってはる。
 
・Irma Thomas – These Four Walls

 
It's hard now to let you be
I won't make excuses, I've made my peace
Didn't take long for me to lose the trust
'Cause these four walls were not strong enough, oh
 
 ねっとりゆっくりと熱を帯びる独特の温度感による土の匂い立つような歌唱がカッコよくて、その謎オリエンタルなアートワークのセンスも相まってすっかりK.O.されてしまった次第である。
 他にもコンピCDなんかでも聴ける5~60年代のシングルにも好きな録音が多くて、もっと色々な作品を聴いてみたいところだ。

 

 さぁさ金曜日である。良い週末をお過ごし下さい。

 

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