Toomus Meremereh Nor Good
先日街中を自転車で滑走している最中に、突然「パン!」 という派手な破裂音とともにタイヤがパンクした。
やむなく手押しで近くの自転車屋に担ぎ込んでプロによる診察を受けた ところ、悲しいかな…我が愛車は実に満身創痍の末期状態であった。
タイヤの表面はヒビ割れてボロボロ、 ペダルを繋ぐ鉄の支柱は真ん中で割れており、 ブレーキのゴムもすり減ってかなり効きが悪くなっていた。 大分前にプラスチックのチェーンカバーも割れて使い物にならなく なったため、チェーンは長きに渡って剥き出しの状態であった( おかげでチェーンは常時外れやすくなっており、 チェーンの戻し方は上手になった)。
ここ3〜 4年ほどは日々の移動手段としてヘビーユーズしていたため愛着こそあるものの、 元々中古で1万円程度の安物であるにも関わらず、 修理費用も同じくらい掛かってしまうとのことだったので、 この度泣く泣く廃車にすることにした。
そういえば先日廃棄した土鍋も2〜 3年くらいは使用しただろうか? ぶつけた際に真ん中から大きな亀裂が入ってしまった。 こちらお一人様用の小鍋は300円くらいで購入した粗品であるけ ど、 それにしては京都の寒い晩には毎日のようにお世話になったもので ある。
最近最もショックだったのは、2, 000年当時に北欧土産に頂いて以来、 20年以上の長きにわたって愛用してきたムーミンのマグカップを 、この冬に床に落として割ってしまったことだろうか? 自分の不注意とはいえ、 あまりに突然であっけないお別れであった。そう言えば、20代より愛用していたDuralx社製の当初6つあったグラスも、一昨年ほど前に最後の1つをシンクに落として割ってしまって今や手元には1つも残っていない。
…思いがけない別離の連鎖に大いなる喪失感を禁じえず、胸を痛めている今春である。
ごぼうを摂取するとダイレクトに翌日のお通じが大分良くなるのだ、自分の場合。良く「なり過ぎる」と言っても過言ではない。
S.E.Rogie『Further Sounds Of S.E. Rogie』(2022年)に針を落とす。
2013年に米Mississippi Recordsよりリイシューされた『The 60's Sounds Of S. E. Rogie Vol. 1』は何を隠そう、当時より大の愛聴盤であり、今後も長きに渡って聴き続けるだろう私的重要作である。
そして今回はその続編ともいうべき内容で、60年代に彼の自主レーベルからリリースされたソロやバンド(Morningstars)のナンバーが収められており、いずれも今回は初リイシューとのことである。存命時は西アフリカのシエラレオネ共和国を拠点に活動していたそうで、地図を眺めてみるに西端の海沿いの国のようである。かつてイギリス領であった影響も色濃いのだろうか、英語で歌われる曲も少なくない。
S.E.Rogieの弾くパームワイン・ギターは開放的な南国感を感じるし、彼の歌を聴いていると、その陽気さがとても人懐っこくて、多幸感に満たされては心がポカポカと温かくなってくるというものである。このローファイな音質も大変好みだ。
・S.E. Rogers - Toomus Meremereh Nor Good
S.E.Rogieはすでに1994年には亡くなってしまっているが、この出し抜けにリリースされた続編的な編集盤がまたしても素晴らしい内容であり、新たな愛聴盤となりそうで何とも嬉しい限りだ。少なくとも昨今弱り気味の自分のような者には、このようなポジティブな音楽こそがますます必要なのである。
ダチョウ倶楽部上島竜兵氏の訃報は大変ショックであった。 毎度即効性の高いプリミティブな芸風の中にも時折シャイなお人柄が垣 間見えて、幼少期より大好きであった。大衆からも愛される芸人さ んであったように思う。たくさん笑わせて頂きありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
最近ご冥福をお祈りしてばかりで何だか切ないけど、本日はJonathan Richman御大の71回目のバースデーだそうで、大変おめでとうございます。どうかこれからもキッズのために末永く歌い続けてほしいものである、ピース。