The Magic Number
マイナンバーカードとやらは申請されましたか?
個人的にはと言うと、お上に煽られれば煽られるほどますます作りたくなくなる気質である。露骨にポイント付与で釣るという今時セコさ極まりない やり口とか。
勝手に背番号付けされ、カードまで発行〜携帯せよ、とは一方的な言い分である。そもそも任意の筈ではなかったのか? その上、どうせそのポイントとやらも国民の課税によって賄われるんだろう と考えるに、いよいよお上から馬鹿にされてるとしか思えないのである。
2月に予定されていたライブを2本とも終えてひと息ついている。
急遽YMOのカバーにTelevisionのフレーズを挟んでは、年明けに亡くなった故人に対してささやかながらトリビュートさせて頂いた。改めて声をかけて頂いた主催者や共演者、 そして何より足をお運び頂いたお客様に感謝の念を感じてい る。
開演前に音凪にほど近い天満の立ち飲み屋さんで、 メンバー諸氏とささやかに乾杯をば。
外食の機会も少しずつ増えつつも、 相変わらずベースには自炊が定着している。
とは言うものの、ここ最近はレシピをチェックしたりも怠っており、特にレパートリも増えるでなく技術も向上するでなく…ひたすらルーティンにかまけてはお鍋ばかりを食んでいる体たらくだ。それはそれでヘルシーでお財布にも優しいのだろう、その単調さが退屈でもあり居心地良くもあり。
それはそうと今日もほうれん草が美味しい。
De La Soul『3 Feet High And Rising』(1989年)をば。
そしてまたしても訃報…De La Soulの片翼MCのTrugoy the Dove(通称:Plug 2)ことDave Jolicoeurが54歳の若さで逝去されたそうである。このBlogでも年明け早々、追悼記事だらけで我ながらどうかとは思うけど、そこは致し方なしということで。
実際自分が初めてDe La Soulなるグループを知ったのは、 ミクスチャーメタル全盛の当時リリースのサントラ盤『 Judgement Night V.A.』(1993年)収録のTeenage Fanclubとの共作曲「Fallin'」であった。Tom Petty「Free Fallin'」使いの名曲であるが、 そのイカつい面々の中にあってある種異色とも言える脱力& チルアウトぶりが実に耳と心に残ったものだった。
そしてすぐに手に取ることになるのが当時リリースされていたDe La Soul初期作ということなのだが、中でも特にこのPrince Paulプロデュースによる『3 Feet High And Rising』は、 全編を通してファンキーソウルなパーティ感とカラフルなコラージュ感が 今もって耳に楽しい大好きなアルバムだ(P. PaulやTommy Boyの思惑も作用したのだろう)。 聴いていると思わず顔がほころんでしまうピースな楽曲群と、 その間を縫うように配置されている小品の雑多な構成も絶妙である 。
・De La Soul - The Magic Number
When that negative number fills up the casualty
Maybe you can subtract it
You can call it your lucky partner
Maybe you can call it your adjective
But odd as it may be
Without my one and two where would there be
My three? Mase, Pos and me
And that's the magic number
You can call it your lucky partner
Maybe you can call it your adjective
But odd as it may be
Without my one and two where would there be
My three? Mase, Pos and me
And that's the magic number
ちなみにアルバムの標題はJohnny Cashの「Five Feet High and Rising」をもじったものだそうで、「The Magic Number」でもサンプリング使用されている。同曲中ではBob Dorough「Three Is a Magic Number」、Syl Johnson「Different Strokes」も使用されていたり、とこのネット時代に、 改めて彼らのサプリングネタを紐解いていみるも一興なのだった。FunkadelicやらOhio Playersに混じってSteely DanとかHall & Oates等も使用しており、今更ながら自由な風通しが良さを感じてしまう。
This time the Magic Number is two
'Cause it takes two, not three, to seduce
My destiny of love is brought to an apex
Sex is a mere molecule
In this world of love that I have for you
It's true (True)
'Cause it takes two, not three, to seduce
My destiny of love is brought to an apex
Sex is a mere molecule
In this world of love that I have for you
It's true (True)
Otis Reading「The Dock Of The Bay」の口笛のサンプリングも高らかに、俄然高揚する名曲である。
A Tribe Called Quest 等のネイティブ・タン一派しかり、この時期のNYのヒップホップは、彼らの都市の生活における独自のアフロ路線を瑞々しく体現してい るのがグッと伝わってきて、今もって自分をワクワクさせてくれる。
この時期のライブ映像もファンキーなエネルギーが充満していてク ールだなや。カジュアルなフーディ&デニムを纏ってラップする飾り気ない姿が、自分の考えるパンク精神にも近いものを感じてやっぱり好感であるし、Maseがその場で全編レコードを使ってトラックメイクしている辺りの記録も今となって は胸が熱くなる。
R.I.P. Trugoy the Dove
Trugoy is ready for what you possess
We could live in my Plug 2 home
And on Mars where we could be all alone
And we make a song for two
Picture perfect things and I sing of how
We could live in my Plug 2 home
And on Mars where we could be all alone
And we make a song for two
Picture perfect things and I sing of how
I know I'll love you better