Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Why Can't We Live Together

 今週は浴室のドアノブが突然開かなくなってしまい、丸2日間自宅で入浴することができなかった。幸いにも中に閉じ込められることはなかったが、祝日を挟んだりで業者さんも捕まらずにしばし往生した。ようやく管理会社経由で手配してもらった業者さんにドアノブを付け替えて頂いた次第だ。
 修理業者さんだけでは対応しきれずに途中2名の鍵屋さんまで呼んで頂くなどして、都合2時間にも渡る大工事? となってしまい、こちとら仕事上がりの遅い時間からお騒がせしてしまい、全く恐縮至極であった。先方は慣れっこなのだろうが、見知らぬ男性3名と自宅で過ごす時間は妙な圧迫感を伴うもので、しばし落ち着かないものがあった。かくして作業終了後の夏日の浴室は、その格闘の時間の濃密さを物語るような男たちの汗の入り混じった臭気と真新しいドアノブが残された。大変お世話になりました…持つべきは玄人の知識と経験に裏打ちされたワザである。
 
 ササミのクミンスパイスなどを刷り込んだのとお野菜を蒸したもの、キムチ豆腐に豚肉やタケノコを加えてチンしたもの、キュウリとチクワの塩もみ、切り干し大根とワカメのマヨネーズ和えなど。ササミは普段あまり使わない食材やけど漬け込んだり、片栗粉を振ったりすればパサパサにならずにジューシーな仕上がりになるようで。
 

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 Timmy Thomas『Why Can't We Live Together』(1972年)。
 マイアミ・ソウルの個人的に真打ち登場である。何と自分好みなレコードなのだろうか、好きすぎる。リズムボックスの朴訥とした温かみあるビートに乗せられたT. Thomasのシンプルなオルガンワークと熱っぽいゴスペル調のボーカルに静かに心揺らされる。
 

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 簡潔でいて濃厚で何と素晴らしいのだ…この余韻や余白に込められた独特の哀愁がニクいではないか。全編終始この調子であるのだが、個人的には全く飽きがこない。
 ちなみにT. ThomasはLittle Beaver『When Was The Last Time』にも客演していたり。秋口のマイアミ・ソウルもまた一興であることよ。
 
・Timmy Thomas - Why Can't We Live Together

 

No matter, no matter what color
Mmm, you are still my brother
I said, no matter, no matter what color
Mmm, you are still my brother

 

 改めて世界の平和と調和を願いつつアルバムオープニングのクラシックナンバーをば。Sadeのデビュー作『Diamond Life』(1984年)のB面ラストを飾るカバーもナイスであるし、かのYoung Marble Giantsの面々も絶対に影響を受けたレコードだと勝手に思っているのだがいかがだろうか?
 Timmy Thomasをかけてたら何かアツくなってきたや…と思ってたらどうやら外は夏日続きなのだそうで。そうこうしているうちに本年度の中秋の名月ハーベストムーンは見そびれてしまった。