Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Mr. Jolly Fucker

 冷凍餃子を焼いた。前回反省を生かしてか、なかなか悪くない焼き目をつけることに成功した。酢コショウと姜葱醤、花椒辣醤を混ぜながら頂いてみた。大根と海藻のサラダに冷やしトマトと。
 

f:id:monomoon:20210622130946p:plain


 Sleaford Mods『Mr. Jolly Fucker』(2014年)。
 梅雨時期で相変わらず体は重く、気も晴れない日が続いているが、このスカスカなチープ・ビートのくすぶり加減がなかなか気分なのだった。
 

f:id:monomoon:20210622130859p:plain

 
 この苦虫を噛み潰したシニカルな佇まいとか、The FallとかP.I.L.辺りに通じるような英国特有のポストパンク的センスも感じるけど、‘Who gives a fuck about yesterday’s heroes?‘(「Pubic Hair Ltd」)とあるように、あくまでも旧態依然とした権威主義的なものに唾を吐きかけて回るワーキングクラス・マナーぶりがなかなか痛快である。もはや不安になるくらい簡素なトラックにアンチ精神やユーモアなど感じられて好きだけど、英国ではグラストンベリーでパフォーマンスするほどまでに彼らが支持を集めたというのも興味深い。…がしかし一度人気が出てしまうとぼやき芸の矛先が鈍ってしまわないか、などという心配は単なる杞憂だろうか?
 ライブでもラップトップを開いてビール飲みながら揺れてるだけっていうビートメイカーのAndrew Fearnの存在感もええですね、どこか友人の某shibataに似てるんだよな。
 
・Sleaford Mods - Mr. Jolly Fucker

 

Take it down, there. Take it down, there. Camouflage. 
Humpty Dumpty. Crusades
Blood on the hands of working class rage
Jolly fucker! Jolly fucker! Jolly fucker! Mr Jolly Fucker!
 
 A面は気取ったパーティ・ピープルを、B面「Tweet Tweet Tweet」はSNSをそれぞれ槍玉にあげたナンバーのようで。英語圏の、とりわけ英国人だと固有名詞とかスラングなんかのニュアンスが伝わってより楽しめるんだろう。