Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

One In A Hundred

 熱海に次いで鳥取、島根…大雨による災害等もはやいつどこで被災してもおかしくない昨今やね、と肝が冷える。皆様どうかご安全に、と祈るばかりである。
 そんな中着々とオリンピック開催に向けて世間は動いていることであるな。案の定早い段階から次々に不手際が浮き彫りになりながらも、尻に火を放った以上もはや走り出さざるをえないのでしょう。多くの国民の犠牲に目をつぶったまま果たして完走できるのやら不安しかない。
 
 昨日初めて「オートミール米化」なる熟語? を知った。ちょうど本屋でもレシピ本など数冊見かけた。そういえば、ゆすらご黒田氏も昨年くらいから腸活の一環でオートミールを毎朝食してるとおっしゃっていたな。思えば自分史上これまでの食生活にオートミールが登場したことはほとんどなく、何ならコーンフレークやグラノーラなんかと混同している節すらあったのだった。我流のおからパウダーの使用法に通じるところも少々あり、「オートミール米化」大いに興味ありである。
 
 舌平目のムニエルにはハーブ類を多めにまぶしてフライパンでアスパラと一緒に火を通したところ、焼き加減も絶妙でハーブの香りもよろしくフワッと美味であった…が小骨が結構多いのね。おくらとエノキのポン酢和え、満願寺とうがらしとしめじ炊いたん、タコとポリポリ漬けを和えたんなど。手軽に夏味を堪能した。最近ピーマンの種は食べられるどころかむしろ栄養があると知り、満願寺とうがらしの種も構わず食してみたところ、辛味が加わってこれは風味的にもナイスである。
 

f:id:monomoon:20210708173908p:plain

 
 Gene Clark『White  Light』(1971年)を。
 朝方雨音で少し早めに目が覚めたのでコーヒーでも淹れて大好きなこちらをば。こちらも大好きなByrdsのオリジナル・メンバーによる2ndソロ作で、Jesse Ed Davisプロデュースでシンプルなスワンプ・テイストがしっくりくる。
 

f:id:monomoon:20210514135314p:plain

 
 個人的にByrds以外によく聴くのはこの2ndと、1967年の録音で2018年にリリースされた未発表曲集『Gene Clark Sings for You』もお気に入りである。サイケな『No Other』(1974年)もええし。
 それにしても…こうして日々ダイアリー的に綴ったものが並んだものをふと眺めるに、自分のUS趣味が露呈するようで少々気恥ずかしい。これまで自分では意識していなかったけど男声ボーカルものも多かったりで。
 
 いつもは朝の慌ただしい時間に、たまにはコーヒーのお供にちょうどゆっくり1枚聴き切れるこの35分の尺もちょうど良かった。
 外連味ないしみじみフォーキーと、ポツポツ朗々としたボーカルが言うことなしである。外界の雨音と混ざって、出勤前のひと時しばしくつろいだ時間が過ごせて心落ち着いた1日の始まりとなった。
 
・Gene Clark - One In A Hundred

 
Hear the bells ring, morning has come
Over the town the morning star fades in the dawn
Voices of time bringing surprise
Voices that sing in waking moments
To look into life's eye
 

 J. E. Davisのスライドギターがまたええ塩梅である。このまま仕事に行くのやめてアコギでも弾いてたいな、という内なる衝動を振り切って家を出たのだった。

 ところで1991年46歳没とはこれまた早すぎる。