Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

One Cylinder

 仕事後に中古レコ屋さんに寄って帰宅が遅くなったので、冷蔵庫に保存していたチリコンカン、鶏と玉ねぎとキャベツのカレー炒めの残り物に、白菜と豚肉の温サラダを加えて手軽に済ませた。
 

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 Lou Donaldsonの『Alligator Boogaloo』(1967年)でも聴こまい。
 個人的にはまずLonnie Smith(Org)とGeorge Benson(Gt)が一堂に会しているだけでも贅沢である。特にLonnie Smithのグルービーなオルガンが最高である。L. Donaldsonのサックスからして歌い上げすぎないソウルブルージーがグッとくるし、バンドもあくまで音数少なで淡々と進行していく様がタマらない。Leo Morris(のちIdris Muhammad)のドライでミニマルなドラミングも大変気持ち良いではないの。
 

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 全体にサラッと明るいトーンにも関わらず時折ピリッとビター味が差し込まれる緊張感がまた大好きである。この時期に限らずL. Donaldsonのレコードは飄々とした感覚に個人的にハマってしまい、つい折に触れてはかけてしまう。次作『Mr. Shing-A-Ling』同様にPeggy Moffittを起用したアートワークのビザール感も◎。
 
・Lou Donaldson - One Cylinder


 この「So What」を凌ぐようなシンプルさこそは個人的にはある意味で至上である。