Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Think Of Rain

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 ミックス作業で松本邸へ。本日はカメちゃん氏はお休み、まっつん氏はノンアルにて、私はその横で赤いビール各種味比べに興じながらひねもす作業して来た。
 作業終了後はまっつん氏行きつけの、店内BGMにサザンしか流れない居酒屋で労をねぎらうなど。久しぶりに安ウマな串カツメニューをビールや自家製の生姜サワーで流し込むという至福を味わった後、ラストは塩むすびで〆させて頂いた。

 

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 日曜日は料理をする気があまり起こらず、お安くなっていた牛サガリ肉と冷蔵庫の中で余らせていた豚肉をジュージュー焼いて、ガリガリと粗く挽いた黒コショウを多めにかけてシンプルに食らった。ニンニクの効いた濃いめの甘辛ダレがなかなか気分である。ナスとシメジと厚揚げにめんつゆ、ごま油を加えてチンしたものと。
 

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 かつて5年ほどベジタリアンであった時期がある。当時一緒に暮らしていたパートナーの食生活に合わせた形であったが。元々お肉は好きな方であり、今となってはなるべく感謝して美味しく頂く、というスタンスである。今は食べ(られ)ないものってそうそうないな、しいて言えばパクチーがワッサと乗ってるのが苦手なくらいか…ちょっとであれば何ら問題ないけど。
 
 Margo Guryan『Take A Picture』(1968年)を。
 先週突然の訃報が舞い込んだM. Guryanのお気に入りの作品。家族に見守られて84歳の生涯を終えられたそうである。
 

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 雨が打ち付ける窓辺で、赤いニットに身を包んだうら若き日のM. Guryanが微笑を浮かべながら佇んでいるポートレイトからしてまずもって画になるが、肝心の音楽もまた遜色ない素晴らしさである。
 作詞作曲としての楽曲提供やプロデューサー業などが本業であり、本来は裏方気質なのだろうか? こちらが当時唯一のオフィシャル・リリース作であったようだ。
 派手に歌い上げることなく謙虚で控えめなウィスパー・ボイスの素朴な美しさに心洗われる。ボーカルをふんわり包み込むようなチェンバーやジャズの要素も感じさせるソフトロック然としたアレンジもまた実に可憐ではないの。
 
・Margo Guryan - Think Of Rain

 

Think of rain
Maybe then you will forgive me
I'd want you to forgive me
Think of rain

 
・Margo Guryan - Someone I Know

 
 ちょうど先週のサンフランシスコの異能集団からの振れ幅が大きいけど…一方こちらの60年代ニューヨークの路傍に慎ましく咲いた一輪の赤い花の鮮烈さもまた見過ごせないものであろう。
 R.I.P. Margo Guryan
 

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