Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

O Holy Night

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 ハッピークリスマス。世界人類が平和でありますように
 
 …はともかく年内の仕事は果たして無事納まるのだろうか? どうせ丸くは納まらないだろうが、楕円くらいにはとどめたいものである。くれぐれもホリデー返上だけは1日たりともご勘弁被りたく。

 

 お安くなってたタラと白菜ほかお野菜でお鍋。ヒラマサのお造りはカンパチに似て美味しいが、何より安価でありがたい。タラの残りにヒイカやナメコやネギなどを加えて適当に味付けしてチンしてみたのと、しじみ昆布とアサリのボイルが残ってたのを入れてオー米などを頂いた。
 

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 クリスマスソングは決してキライな方ではない。
 正直言えば、クリスマスというイベント自体もどちらかと言えば好きな方であるが、年々お祭り感は希薄になりつつある。コロナ禍中ともなればなおさらである。
 キリスト…という名前しか知らないひげ面のデュードの生誕にあやかって、今年もクリスマスソングでもかけながらしみじみワインを頂いて、いつもよりちょっとだけ清らかな気になって過ごすくらいかしら。…実家は浄土真宗ですけどもええ。何より心静かに平らかに過ごせる時間こそ貴重なんではないか?
 
 Mahalia Jackson『Christmas with Mahalia Jackson』(1968年)。
 今年夏に見た「サマー・オブ・ソウルは映画の内容もさることながら、特にこのM. JacksonとM. Staplesのデュエットによる絶唱シーンには思わず心を揺さぶられたものである(自分は寡聞にしてこの映画で彼女の存在を初めて知ったのだが)。
 

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 ゴスペル、ジャズ、ブルースシンガーであり、公民権運動活動家としての顔を持つ彼女の本領発揮とばかりに、本作でも伸びやかで力強いスタンダード・キャロルが厳かに響き渡っては、しばし清らかなワンダフル・クリスマスタイムを演出してくれる。せっかくやしクリスマスくらいはね…。
 そういえばふと先日見たドキュメンタリー映画「バックコーラスの女たち」でも、Darlene Loveはじめ主演の黒人女性シンガーたちの多くが、かつては教会で日常的に歌っていた旨口を揃えて発言していたシーンを思い出した。思えば幼少時に何回もTVでかかってた「天使にラブソングを」にも都度憧れたものであった。彼女たちの個性やネイティブなソウルフルはそういった日常的な生活圏から日々生まれてくるのだろう。…だとしたらNYのハーレムならぬ千葉県の郊外型ベッドタウンで生まれ育った自分にとっての培われてきたソウルとはこれいかに?
 
・Mahalia Jackson - O Holy Night

 

・Mahalia Jackson - Silent Night

 

 見事な富士びたいと祈りにも似た汗まみれのソウルフルをしかと。

 そういえば『Christmas with Mahalia Jackson』のアートワークがそこはかとなくこちら(↓)を彷彿させるような…もちろん縁もゆかりもないやろけど。

 

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 さてと金曜日なんだそうで。今週もお疲れ様でした。