Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Here Comes The Sun

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 本日で仕事納めである。客先からの連絡を待っていたが、どうやらそれも来ないようでそろそろ見切りをつけて…と仕事納めである。
 1年間お疲れ様でした、とばかりに年末はささやかに自分をねぎらうとしよう。
 
 週末のクリスマスイブは仕事後に購入したチキンを焼いた。付け合わせに魚介と野菜のトマトスープやレバーをハーブとオリーブ油とチンしたのも用意して、ひとりで赤ワインなどと一緒に頂いてみた。何となくクリスマスカラーを意識するも残念な仕上がりに…というかいつもと何ら変わり映えせず。クリスマスにかける熱意の薄さが露呈した形になった。
 

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 翌25日はまっつんの愛車で一路姫路へ。ゑでぃまぁこんのお二人とセッション録音を敢行した。今回は自分が希望したカバー曲が、当初予想よりも難しかったり、まっつん氏が事前にデモ音源を聴いて来なかったり…といったハプニングが相次いで作業は思いの外難航してしまった。ゑでぃまぁこんと音楽を作る作業はそれだけで毎度刺激を受けるし、今回とて有意義な作業で楽しんだのだが、今回は我々MOON FACE BOYSサイドの人としてのポンコツさが特に表面化してしまったようで何とも不甲斐ない。
 

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 あえなく日は暮れてタイムオーバーとなってしまい、その後はケーキを囲んでシャンパンを抜いてクリスマスパーティへとなだれ込んだのだった。このベーシックを果たしてPong Kong Studioがその手腕で上手く仕上げてくれるのか、はたまたボツとなってしまうのか? 次回年末のほにぇにぇ軒の放送を聞くのが今からちょっとコワい心持ちでいる。
 友人と談笑したりしながらクリスマスケーキを頂いたのはずいぶん久しぶりのことであった。
 
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 The BeatlesAbbey Road』(1969年)を。
 年々後期Beatlesの作品にも愛着を持つようになってきている。この作品も元々はGeorge Harrisonの書く曲が大好きになった折に、アルバム中の2曲「Something」「Here Comes The Sun」が特にキラ星のように輝いては自分の中に入ってくるようになり、いつしかアルバムを通して愛聴するようになっていった経緯がある。今となっては愛着ある1枚だ。
 

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 最晩年の録音作にしてこの軽みやユーモアを持ち合わせているとは年々Beatlesというバンドにはつくづく恐れ入ってしまう。もはや謎ですらあるアレンジの妙もいよいよここに極まれり、の時期のナンバーばかりであるし。個人的にはオープニング1曲目が「Come Together」という時点で十分異端であると思うし、不思議な緊張感を感じるアルバムでもある。「I Want You」とか「Something」辺りの唐突なエンディングとか。
 
The Beatles - Here Comes The Sun

 

Here comes the sun, doo da doo doo
Here comes the sun, and I say
It's all right


 例えばこの「Here Comes The Sun」も一聴シンプルでカラッとしたフォーキーナンバーなのだが、ブリッジの長さや繰り返し回数が都度変わったり、変拍子パートも入るなどなかなかに凝ったアレンジなのである。まぁこん氏によるとインド音楽からの強い影響が見られるのではないかとのことだ。意識したことはなかったけど言われてみれば、このリフレインといい伸縮するリズムといい正にラーガぽいかもしれない。
 
 待ち時間にゑでぃ氏から映画『ザ・ビートルズ:Get Back』の面白さをとくとくと語られてすっかり感化されては見たくなっている自分がいる。こりゃ年末年始は今一度Disney+に入会せなあかんかしら?