Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

One Christmas For Your Thoughts

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 今宵も冷えるので野菜を敷いてブリやつみれでお鍋。ヒイカとニンジン、タケノコなどにオリーブ油とめんつゆを加えてハーブをパラパラ散らしてチンしたの、お揚げとしじみ昆布を加えてオートミール米化したもの、大根のお醤油漬けなど頂いた。
 

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 Various Artists『Ghosts Of Christmas Past(Remake)』(1982年)でもかけよう。
 ベルギーのLes Disques Du Crépusculeによるお気に入りのクリスマス・コンピである。アソート的に色々楽しめるのもまたクリスマスっぽくていと楽し。ポストパンクやシンセポップのひんやりした感触は絶妙にクリスマス・ソングにもマッチしていると思う。浮かれすぎない落ち着いた趣きもまたクールだ。
 

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 前年81年リリースの同名作の(Remake)作と銘打たれているのだが、実際のところ2作に共通するナンバーは、Aztec Camera、Paul Haig、The Durutti Column、Tuxedomoon、The Namesの5曲のみで、それ以外は新顔揃いである。全く異なる風情が楽しめて個人的にはどちらも甲乙つけがたいが、(Remake)版ではAntena、French Impressionists、Mikadoなんかのポップな女声ボーカル曲も加わったせいか(これがまたいずれも最高)少々華やぎが増した感触ではある。Thick Pigeonが選外になったことは残念だけどTuxedomoonは残った。

 80~90年代インディと言えば個人的にはレーベルの出版するコンピレーション・アルバムがひとつ醍醐味だと思っている。Cabaret VoltaireやThe Pale Fountainsなどの人気グループや愛着ある面々が収録されている一方で、The Namesの名前もこちらで初めて知ったし、Winston Tong、Mania Dなどこれまで馴染みがなかった音楽に出会えることもレーベルコンピ作品の魅力である。ここ最近はとんと見かけなくなったけど、現代で言えばDJミックスとかになるのだろうか?
 アートワークのJean-François Octaveのドローイングもキュートやし、贅沢な特色金色の大胆な使い方も時代を伺わせてくれる。国内版帯の文字デカすぎやろ、とかありますけど。
 
・Durutti Column - One Christmas For Your Thoughts

 
 D. Columnのクリスマスソングなんて嬉しいに決まってる。Vini Reillyによる低体温の艶やかなギターが極上である。
 
・The French Impressionists - Santa Baby

 
Santa baby, I want a yacht and really that's not a lot
Been an angel all year, Santa baby,
So hurry down the chimney tonight.
 
 この曲も好きなんやけど、原曲はEartha Kitt「Santa Baby」(1953年)にグッとベースがきかせたナイス・カバー。サンタさんに毛皮に指輪、果てはコンバーチブルやらヨットまでおねだりしちゃう…とんだおてんばナンバーのようで。