Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Give Me the Night

 外はあいにくの雨である。たまのバス通勤はゆっくりラジオや音楽が聴けるので悪くない…ただし今日みたいに混んでなければ、であるが。

 クジラほほ肉が半額だったので入手し、新玉ねぎと大葉を薬味にニンニク生姜醤油で頂いてみたところ、生臭さも抑えられて大変美味であった。レンコンの甘酢炒めは初めて作ってみたのだが、なかなか美味しくできた。簡単やしこれはリピート決定である。キュウリとワカメと酢の物には、ツナや塩コショウを加えてサラダ風にして、冷蔵庫のあまり物で構成された豚肉と温野菜のドレッシング和えと。それぞれ全く脈絡もないラインナップではあるが、はからずも疲労回復に効きそうな面々が選抜されており、実際に今朝のお目覚めはすこぶる快調であった。
 

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 George Benson『Give Me the Night』(1980年)をば。ジャズギタリストの出自で、60年代には先述のDr. Lonnie Smithとも手合わせしたホットな作品なども残しているが、こちらは7〜80年代のソウル・ディスコ期の作品で、本作はProducerにQuincy Jonesを迎えて俄然垢抜けた感アリである。
 

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 『Breezin'』 (1976年)のセクシー溢れ出る濃厚なギターワークももちろん素敵であるが、一方こちらはより歌にふれたアルバムで、全体により抑えめでクールなトーンがいちいちグッとくる。胸締めつけられるメロウ&スイートな極上ナンバーの応酬にアルバム1枚をかけてじっくりと高められてしまう。そのくっきりつぶらな瞳でニッコリと微笑まれ続けては、思わず落ちずにはおれないというものである。

George Benson - Give Me The Night


'Cause there's music in the air
And lots of lovin' everywhere
So gimme the night
Gimme the night
 
 私も願わくば白のセットアップスーツや、シャーベットオレンジカラーのVネックニットを素肌にサラリと着こなせる男に生まれたかったものである…もう手遅れではあるが。