Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Irriganan

 出先で日差しにじりじりと焼かれては、しばし日陰を求めて入店したお店で頂くアイスコーヒーもすっかり美味しい季節になりまして。夏はわりかし好きな方である。
 

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  ちょっと火を使うそばからキッチンの温度の上昇ぶりにクラクラきながらも相変わらず毎日クッキン’しております。…なかなか巧まないけど。
 先週末に堀川会議室にて入手した無農薬有機栽培のナス、キュウリ、UFOズッキーニが早速活躍し、おかげで夏野菜メニューが重宝している。果実味が濃ゆい。
 ラタトゥイユや塩した浅漬けなどを多めに作り置いたり、ヒイカのトマト煮も簡単ながら出色の美味しさであった。
 

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 強行開催によりいよいよ盛り上がっているらしいオリンピックのかげでやはり感染者数も激増しているようで。宅にはテレビがないし、元々スポーツをウォッチする習慣があまりないので一切見れてないけど。
 純粋に選手の活躍を応援する友人には微笑ましいものがあるし、一方ではやはり医療現場も逼迫しつつあり、これ以上の感染拡大を懸念しては抗議の声もますます不満や苛立ちをもって加熱している。
 このオリンピックで一部富裕層はますます財をなして、大多数の庶民の税負担はますます増えるんだろう。そんな中もちろん選手にも罪があるわけじゃなし…誰もが異なる立場の中でそれぞれに複雑な心境なのではないか。
 あちこちでこのような分断が起きることがまた辛いし、個人的にはまずは誰がこのような分断を生む元凶となったのか、または加担しているのかを覚えておきたいと思う。
 
 …単純にワクチンも行き渡った頃合いで迎える来年の開催であれば、それこそ祝祭的な祭典になったのではないか? なんて考えちゃうけど。
 
 Les Filles de Illighadad『At Pioneer Works』(2021年)。
 最近リリースされたばかりのSahel Sounds発の新譜であるが、これが大変自分好みでホクホクしている。
 

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 「Illighadadの娘たち」と冠されたニジェールのトリオ(現在は4人編成だそう)。黒地に浮かび上がる金色の女性たちのシルエットが施されたアートワークからして眩しい。チャントとクリーントーン・ギター、パーカッションのみによる、ゆるやかにうねるデザート・セッションが可憐であり、シンプルなリフレインに厳かに高められる。トゥアレグ族の言語であるタマシェック語?による添付の歌詞カードも解読不能ながらも記号か模様のようで愛着がわいてくる…と思ったらご親切にも直下に英訳詞が掲載されていた。
 

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 MCや歓声等も入ったライブ録音主体の実況的な内容(遠征時のものらしい)もまた、ナチュラルなオープンさが感じられて心地よい。個人的にはこの夏の愛聴盤の1枚となりそうである。 
 
・Les Filles de Illighadad - Irriganan

 

 ところで小学生の時分は、放課後の図書室に入りびたる子どもであった。「ズッコケ三人組」も新刊が出るたびにチェックしていた。おかげ様でその後の読書習慣がついたような。R.I.P. 那須正幹先生
 

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