Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

I'm Ready

 思わずガブリ。おいち…しかも低カロリーときている。
 

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 牛スジとネギ、エリンギを塩コショウして炒めたの、ナスとニンジンをトマト缶とアサリ缶などとチンしたの、キュウリと長イモをポン酢でもんだの、オー米にはアオサとおかかを混ぜ込んで。暑いしもうテキトーである、テキトー。
 

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 Royal Trux 『Accelerator』(1998年)でも。
 初期Royal Truxの、Ornette Colemanの提唱していたハーモロディクスの影響下にどっぷり浸かってしまい、混沌としていて継ぎ目のないような長尺&フリーキーな作品もひたすら最高であるし、一方この辺りの簡潔なガレージR&R作もまた大変愛着がある。
 

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 元Pussy GaloreのNeil Hagertyがアンプのスイッチをオンにしてトラッシュ&ブルージーなギターリフを弾き始め、Jennifer Herremaがマイクスタンドの前に立ってビッチ然とした気怠いボーカルを吐き捨てれば…そこには即座にR. Trux節が回り出す現象は、同じバンドマンとしては全くもって羨ましい限りである。
 ギターに妙なモジュレーションがかかってようが、ミックスがジェットコースターみたいにガタガタでも…やっぱりそこもまた最高たる所以になってしまう。そんなだから、このアルバムもまた全曲素晴らしくて聴くたびに膝から崩れ落ちる。
 特にクサクサした時などは、奴らのどうしようもなくデロデロと弛緩したR&Rを無心でスコールみたいに浴びるに限る。そうすれば(個人的には)立ちどころにリセットされてしまう何かが宿っていると思っている。
 
・Royal Trux - I'm Ready

 
Now you know I'm ready
Can't you see I'm ready?
Well, hell, you know I'm ready
Now you know I'm ready
 
・Royal Trux - Liar

  

 このMVには一時期バンドにもサポート参加していた若き日のDavid Pajo(Slint、Tortoise)の姿も見えるではないか。
 Royal Trux は2001年にカップル解消とともにバンドを解散してしまうが、2017年には突然沈黙を破って新作をリリースしたりもして。是非ともライブも拝みたいものである。
 
・Royal Trux - A Night To Remember (live)

 
 お酒が最高に美味しくなるゴキゲンなR&Rバンドでもあるよな…なんて思わず考えてしまうのは、今日が金曜日であることも影響しているのかどうだか?
 がしかし当時ライブが観たいと熱望しつつも、Neil Hagertyが大の飛行機嫌いで来日公演が実現することは今後もないだろう、と雑誌で読んだことをふと思い出したのだった。
 
 
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