Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

If You Love Me Like You Say You Love Me

 昨日は敬老の日ということで、まっつん氏や三浦カヨ氏ら諸先輩方の老体をねぎらうべく近江八幡までドライブへと繰り出した(というか連れてってもらった)。
 朝9時〜と早めの出発が功を奏してか、現地でもさほど混み合うことなくのんびり過ごせた。まずは何はなくとも温泉で汗を流して、その後は少々奮発気味に近江牛のステーキランチと洒落こんだ。赤身のお肉も柔らかく、和風玉ねぎソースの甘さと酸味がよく合う。メニューに地酒やクラフトビールなどを見つけたが、勿論サーブはお休み中である。ランチ時のレストランはさすがにそれなりに盛況であったが、広々としており全体にさほど密にはなりにくく一安心…引き続きどこへ行くにも気を遣ってしまうご時世である。食後はしばし琵琶湖畔でレイクビューを堪能してはチルアウトに興じることができた。
 

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 来る京都の冬の極寒に備えてあらかじめワークマンのルームブーツを狙いをつけて道すがら寄ってもらったが、あいにくどちらの店舗もソールドアウトであった。オンラインショップでも入手不可の人気ぶりである。皆寒いの嫌だもんね…丸洗いOKやし。
 後で気が付いたのだが、基本的にはレディース向けのアイテムであり、メンズはネイビーのみの展開のようだった。密かにアイボリーとアップルグリーンどっちにしよ?なんて迷っていたのだが…どうやら最初からご縁などなかったようである。
 

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 自転車通勤用にとかねてより導入を検討していたレインウェアと長靴をようやく入手したのでよしとしよう。滋賀にはワークマンがあちこちに点在しており羨ましい。
 
 Betty Wright『I Love The Way You Love』(1972年)を。
 マイアミ・ソウル・シーンのプリンセス(クイーン?)の名作がまた、この秋口の黄昏時に胸が焦げることと言ったら。The Beginning Of The End『Funky Nassau』(1971年)の翌年に同レーベルAlston Recordsからリリースされたお気に入りのレコードである。大好きなLittle Beaverが作曲、アレンジから大幅に参加しており、数曲でナイスなギタープレイを残している点も嬉しい。
 

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 Betty WrightはQuestlove率いるThe Rootsともかつて2011年に共作アルバム『Betty Wright: The Movie』をリリースしているそうで、こちらはあいにく未聴につき是非じっくり聴いてみたいと思っている。ちょうどつい先日アマプラで観た、Mary J. Bligeのドキュメンタリー『Mary J. Blige’s My Life』(2021年)でも、彼女の幼少時にBetty Wrightのレコードをかけては一緒に歌ったり踊ったりしていたというエピソードを語っており…と後進からのリスペクトも厚い。
 
・Betty Wright - If You Love Me Like You Say You Love Me

 

If you love me like you say you love me
Then you wouldn't hurt me like you do
And if you need me like you say you need me
Then you wouldn't hurt me
 
 イントロのカッティングでおなじみのクラシック・ナンバー「Clean Up Woman」もさることながら、思わず泣けてきちゃうエエ曲しか入っていない。歌詞中にもとにかく「Love」という言葉がこれでもかと踊り、「Love」にまつわる悲喜こもごもがどうしようもなく溢れ出ては黄昏に紅々と照らし出されるようなレコードである。
 あな人恋しい季節の到来かな。