Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Hamburg

 今年の2月新月のタイミングで開始したBlogだが、誰にもその存在をお知らせしていないままに早くも約2ヶ月弱が経過しようとしている。
 変わりばえのない毎日の生活の中では、ほぼ自炊と音楽の話題がその中心となってしまう。ここ最近暖かくなってきたせいか、週末には外出用事などが増え、真冬に比べると思いの外、自室で映画などをゆっくり楽しむ時間が取れていない。なかなか思い通りにはいかないものであるが、世の中きな臭い昨今にあっては、かように単調な生活もまた平和ということで、改めてありがたいことである。かの山下達郎氏もラジオで毎週のように「気は心」とおっしゃっておられるが、私もまた自分なりには前向きに春を迎え入れようとしている。

 紋甲イカのお造りと長芋とキュウリのヅケ、春菊とズッキーニなどの温野菜、サバの西京味噌焼き…と言いたいが毎度カインズの「魔法のお皿」に乗せてチンするだけなので「焼いて」はいない。焼き魚っぽいものを頂く際に、お手軽でかつ洗い物が少なくて済むという優れものである。表面の焦げた香りや焼き色も時には恋しくなるが…バーナーでも導入しようかしら? 
 食材はストックしておいたものやその日スーパーで安くなっていたものなどを使うことが多いが、調理法含めて正解はわからない。料理名すらないケースがほとんどである。
 

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 Anne Laplantine『Hamburg』(2003年)をかける。33回転の7インチ盤が×3枚したためられたボックスタイプの作品である。
 フランスのサウンド・アーティストによるもので、もう長いこと愛聴しているのだが、いまだに彼女のパーソナリティなどは謎に包まれている。たまにどうしているか気になって現況を調べてみたりするのだが、近年も自主制作で?マイペースにカセット作品などをコンスタントにリリースしているようである。
 

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 あたかも子どものイタズラ書きのような、リズムやメロディをとどめない電子音のレイヤーが、春の陽光と戯れて不連続に乱反射するようで妙に飽きがこない。 春や初夏の季節にボ〜ッとただ無心で興じるに似つかわしい作品だと思う。
 
・Anne Laplantine - Hamburg 01

 久しぶりにAnne Laplantine『Dicipline』(2004年)のCDも聴いてみようと思い立ったところ、こちらは再生デッキ側でエラー表示が出てしまってもはや聴くことができなくなっていた。ああ春は短し…。