Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Kimi No Hitomi Ni Kagayaki Wo

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 投票を終えてから友人と岡崎公園のマーケットへ。外で半日過ごしても寒くない秋晴れに恵まれて、ここぞとばかりに太陽光を浴びた。カルダモン焼酎をフライドライス(マトンカレー付)でやりながら。カルダモン焼酎はスパイスの香ばしさが焼酎にばっちりの相性で、自分用にも一升瓶をほしくなった。
 
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 一切の説明責任も果たさない、嘘と欺瞞だらけの現与党主導の失政の連続には、さすがにこのコロナ禍の切実さにおいては国民も呆れ果てたのではないか…と淡い期待があった今回の衆院選であったけど。
 結果はまたもや与党大勝であり、それどころか自民党から流れた票はどうやら維新の議席へ、という目も当てられないものとなった。後半になって強まった野党共闘の流れにこそ希望を感じられたものの時すでに遅し、というより全くもって力及ばず、といった現実を突きつけられた。そもそも投票率もふるわなかったようで、またもや世間との乖離を感じた次第である。
 与党に比べて明らかに野党勢の戦略やアピール不足が浮き彫りになった今回の選挙であり、勝てない野党の課題も明らかになったかと思う。マスコミによる偏向報道の影響も指摘されているが、本来はそんな中での単なる人気取りでない、正論や正攻法こそが公正に評価されるべきなのだろうが。
 個人的には弱者目線に立って国民の声を代弁してくれそうな候補者を、と投じた1票だったが残念ながらまたしても選からは漏れた。…とはいえここ京都においては小選挙区で維新の会からの候補者を1人も当選させなかった点は前向きにとらえるべきではなかろうか? 一方お隣大阪での維新の会の猛威には不気味さを禁じえない。
 
 初めて作ったカボチャサラダは美味しくできた。鶏ムネ肉の残りとキノコ3種他で洋風鍋、ハマチがオリーブ油、酢、塩コショウ、ハーブなど加えて、カルパッチョ風にしてみた、キュウリとチクワ、ワカメの酢の物など。
 キノコ3種は多めに切っておいて、別途オリーブオイルと調味料、ハーブを加えたものをチンして作り置きのおかずメニューも一緒に作成してみた。

 

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 Andersens『There Is A Sound』(2020年)。
 バンド初期からの楽曲がベスト盤的に選出された、独Morr musicからのまさかのリリース作。とぐろを巻く2LPがどっしりと手に重たい。2000年前後をともに過ごした盟友的グループの、20年越しのこのような形でのリリースがどこか不思議な気分であり、もちろん嬉しくもあり。
 

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 大人数のグループを束ねる人間としては、気まぐれで破綻をきたしている点も多々見受けられたが、改めてつびー氏の作る曲は今もなお才気にあふれており、どこかくすんだような異質な煌めきを放っている。その気まぐれに翻弄されることもしばしばであったが、何だかんだで、その愛嬌ある人柄や推進力は周囲のメンバーから慕われ好かれていた。かく言う自分自身も当時身近で彼から受けた影響や恩恵は大きいと思う。
 一部最近の曲を除いては、そのほとんどが個人的にも耳馴染みのある名ナンバーばかりであるようだ。改めてAndersensの音楽の持つ独創性と世界観がアナログの音質にもよくマッチしており、よくぞこうしてかの地で形にしてくれた、と思わず拍手喝采を贈りたくなるようなグッジョブ&ウェルダンな内容だ。
 
・Andersens - Kimi No Hitomi Ni Kagayaki Wo

 
先祖代々笑ってた 
遠い記憶 響け記憶
ワハハハハ
ハハ
 
 つびー氏自身による回想的ライナー文も読み応えがあり、添えられた写真数点の中には、恥ずかしながらEKOのビザールギターを弾く自分の姿も見える(いつ頃のものだろうか?)。末席ながらかつての自分の演奏やアイデアなどもささやかながらしたためられており若干こそばゆくもあるが。
 ここ最近は個人的にもすっかりご無沙汰であったが、MVのようなここ最近の新曲だけでまとめられたニューアルバムなどもそろそろ聴いてみたい、という期待が俄然高まっている。