Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Survivor

 
 本日で年内は仕事納めである。
 今年1年を何とか無事サバイヴすることに成功した自分に対して、その功労ぶりに感謝を申し上げて盛大に労いたい次第である。…もはや1年の終わりに這う這うの体ではあるが。
 
 毎日(余りものの)シチューで構わない…ということで今週はシチューばかりが卓上に並んで、体は温まるもののさすがに飽きてきた。残りあと1食分くらいかな?
 年末であるのをいいことに? 自分への労いに脂の乗ったブリトロや、牛肉を買い求めては焼いてみたり、とハイカロリーな食生活に拍車がかかりつつある。
 

 
 今年のX'masイヴは、駆け込みでゆすらごで美味しいクリスマスディナーも頂いたのだった、そういえば。
 日頃はもはや、自分による自分のための野良料理に慣れすぎて久しいが、一方さすがはプロの味付け&見栄えである。お手製のブラウニーやパンプキンスープ、リースに見立てたポテサラは、見栄えのみならずお味もいと美味しであった。
 

 
 Mike Francis『Let's Not Talk About It』(1984年)をば。
 80'sイタリアにおけるイタロ・ディスコ勃興期の作品になるのだろうか? 手元にある1st作は2019年リイシュー盤であるが、今年2022年には2nd作も再発されたようで。いずれもオリジナル盤は、当時RCA傘下のConcord Recordsからリリースされていたようである。個人的に今年はシンセ音楽にもよく食指が動いて、よく分からない12インチシングルを試聴しては購入したりもしていた。
 

 
 このアートワークの写真よろしく、音楽もナイーブさを感じさせつつも、イタリー産故だろうか? どこかカラッとしていてお気に入りである。
 当時のイタリアン・ディスコの主流であったと思しきシンセサウンドが心地良くて、思わず積もった雪も溶けるというものだけど(まだ降ってないけど)、ソングライティングがまた素晴らしくていちいち泣ける名曲の目白押しであり、若き日のM. Francisの才気を十二分に感じさせてくれる。
 特にこの肌寒い季節にかけていると思わず泣きそうになってくる。電子音楽ではあるけど、フォーキーAORな人肌の温度も感じられて独特なテンションを宿している点も心憎い。
 これでジャケ写真のようにシュッとした好青年ともなれば、当時は本国でもさぞかしモテモテだったのではないか? なんて。
 
 
・Mike Francis - Survivor

Hey survivor, don't close your eyes 
Take advantage 
Sliding on the night 
Hey survivor, don't matter who you are 
Time ran so far away
 
 自分もまた一目(耳)惚れしたこのバレアレック名曲に限らず、ええ曲ばかりが収録されたアルバムで大変重宝している。
 当方イタロ・ディスコ事情にはとんと詳しくないのだけど、イタロ・ディスコの12"シングルを聴いていると英語で歌われているナンバーの多いことよ。