Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Deep Gap

 久しぶりにニンジンしりしりが食べたくなり作った。卵を入れずにさてどうか、と懸念したがツナだけでも十分にシンプル美味しかった。生姜焼きも数日前から食べたかったので満を持して焼いてみた。ご飯やお酒があればちょうど良い塩梅なのだろうが、今ならもう少し薄味でよかった。昨日の残りのアナゴの煮つけと、おなじみキュウリと長芋の漬けたのと頂く。アナゴはより味がしゅみており、より甘みとフワフワ感が増しており大変美味しく頂いた。
 

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 Marisa Anderson『The Golden Hour』(2009年)、『Mercury』(2013年)を久しぶりに聴く。M. Andersonはポートランドを拠点に活動するギタリストだ。地元の名物レコードストア兼レーベルMississippi Recordsからのリリース作で、前者は 素描的なインプロビゼーションの小品が並んだ作品で、ゴツゴツしており大変格好良い。後者はよりコンポジション的により 突き詰められた印象を受ける作品で静的な緊張感がとても心地良い。両方ともオーバーダブなしのギター1本だけで綴られており大変潔くて好きだ。例えば某Bill Frisellのような器用さは持ち合わせていなさそうだが、この無骨さこそが良いと思える。
 
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 地元を拠点にシーンなどと群れずにマイペースな活動ぶりあってのこの音楽なのだろうな、などと思っていたところ…昨年にはDirty ThreeのJim Whiteとのデュオ作をリリースしたりもしているようだ。そして何と今年4月には先述のWilliam Tylerとのデュオ作がシカゴのThrill Jockeyからリリースされる、との情報が入ってきてレーベルサイトにて早速1曲試聴したところこれが大変素晴らしく、アルバムも楽しみな限りである。
 

 
・Marisa Anderson - Deep Gap

 
↓歪ませたオールドのグレッチやギブソンセミアコ、スライドギターによるオープンチューニングの豪快かつ開放的なトーンがたまりません。是非ともライブでもじっくり聴いてみたい…。
 
・Marisa Anderson - NPR Music Tiny Desk Concert


 ご安全に良き週末をお過ごし下さいね。