Boys Tree

MOON FACE BOYS, mono tone boy, Go to Bed! Records

Little bird

 ブロッコリの唐揚げにトライしてみたが、思ったよりも簡単でウマであった。ニンニク醤油と酒、みりんで下味付けをした。昨日の市販の韓国風BBQソースがかなり辛めだったので、野菜やトマトジュース、酒などを召喚して辛味を中和する策をとってようやく美味しく頂けた。キャベツほかの温サラダ、昆布だしと白だしに気まぐれでホタルイカ素干しを投入して軽く煮た大根などと。本日も野菜をたくさん摂取できて満足である。
 

f:id:monomoon:20210520224526p:plain

 
 Jerry Jeff Walker『Mr. Bojangles』(1968年)聴く聴く。
 ヒッチハイク、バスキング、強めの酒、テキサス…う〜ん、梅雨空の下で味わうUS味カントリーの滋味がじわり沁みる。
 J. J. Walkerが泥酔で投獄された際のジェイルメイト?の無名タップダンサーの語ったエピソードに端を発する名曲=「Mr. Bojangles」ももちろん最高だけど、がしかしこのアルバムはどの曲もいちいちグッとくる。 外は大雨であるが、最小限のアレンジのみで彩られたJ. J. Walkerの飄々&朗々、トボトボとしたこのテンションの歌とギター妙にくつろいでしまい、ひとりソファーに深々と沈んでは何もする気が起こらない時間が到来する。全体的にラフで凸凹した…というかもはや粗い? ミックス仕上げすらも微笑ましさを感じてしまう。
 
f:id:monomoon:20210430075816p:plain
 
 かの聖地ナッシュヴィル・カントリーになじめなかった野郎どもによる「アウトロー・カントリー」シーン…戦後はHank Williamsに端を発して、60年代はJohnny Cash、Merle Haggardなどの名シンガーが台頭し、そして70年代テキサスにおける次世代カントリーの面々=このJ. J. WalkerやTownes Van Zandt、Willie Nelsonらが当時街のバーで夜な夜な酒とギターを片手にこれらレコードにも残っている名ナンバーを歌っていたかと、勝手に想像するだに思わずワクワクしてしまうな。
 たとえひとり道を外れて夜にはぐれてしまったとしても…灯りをつけて温かく迎え入れてくれる居酒処はやはりあってほしいものである。
 
・Jerry Jeff Walker - Little bird

 
And the picture of my face
Reflected on the pane
Is it tears I see or is it rain?
 
 これはほんの独り言やけど…大好きなRed KrayokaのMayo Thompsonもまたテキサス出身だが、彼の音楽にもこのレコードなんかに近い空気感を感じるのは単なる偶然だろうか?
 それにしても自分は毎日誰かに向けて何を伝えんとしているのだろうか? 自分でもよくわからなくなるが、少なくとも自分の好きなことの話だけしているので、精神衛生上はポジティブなフィードバックを受ける日々(のはず)である。