Canadee-I-O
鶏ムネ肉をニンニク醤油に漬け込んだのをソテー…したのは少し焦がしてしまった。空芯菜の炒めたの、タマネギやピーマン、お揚げなどを適当にめんつゆとごま油でチンしたの、残り物のニンジンしりしりにナンプラーを振りかけて、豆腐にザーサイを乗っけごま油、醤油をちょいと垂らして頂いた。
人間って誰しもどこかで無防備で純粋の塊みたいな存在を必要としているよね、などと年齢を重ねるにつけ余計に思う。子どもを育てたり、犬や猫を飼ったり。
一人も自由で気楽で楽しいが、どっちみち一人だけでは生きられない、社会的にも。温もりだって必要なのかもしれない。
音楽にせよ、人の手や作為が入り過ぎていないものをどこか求めてしまう所以だろうか? だからこそ逆に装飾も楽しいもので…特に結論はないけど。
秋の夜長に友人の絶妙な作品がTwitterでバズるべくして? バズっていたのを見かけたので、ふと。
Nic Jones『Penguin Eggs』(1980年)をば。
英国フォークをあれやこれや聴いていた時期に出逢って以来お気に入りの1枚だ。ほぼギターと歌で構成されるシンプルな作品であるせいか、エヴァーグリーンで今もって全く古びないと思う。
歌い口にせよギターワークにせよ、いわゆる繊細さやミスティックさというよりはむしろ、自分などその生々しさに無骨な素直さを感じてはグッときてしまう。
・Nic Jones - Canadee-I-O
Saying "She'll stay all in sailor's clothes,
her collar shall be blue
She'll see that seaport town,
She'll see that seaport town,
called Canadee-I-O."
1982年の不慮の事故により、この5作目のアルバムを最後にその後のミュージシャンとしてのキャリアが途絶えてしまったのは残念至極である。